初投稿
皆さん、こんばんは。
そして初めまして、LawMoonMusicです。
初投稿です。
自分の好きな音楽を、皆さんに紹介して一緒に共有できたらと思い、ブログを開設しました。拙い文章かもしれませんがお付き合いいただけると幸いです。
このブログでは自分の大好きな音楽を、アルバムや曲という単位で皆さんに紹介していきたいと思っています。
昔から元気でハッピーな曲よりも、真夜中に心も世界も静まった時間に聴きたくなる、そんな曲達を好んで聴いてきました。
皆さんもこの長い夜に、僕の好きな音楽に一緒に耳を傾けていただけると嬉しいです。
それではこれからもどうぞよろしくお願いします。
このブログを書こうと思い立ち、まず一番初めに思い浮かんだのがこの曲でした。
『Perth』Bon Iver『Bon Iver』収録
2016年9月末に新作『22, A Million』を発表したBon Iver。
彼らも、今となっては既に日本でもかなりの知名度を獲得したのではないでしょうか(Bon Iverを直接知らない人も、もしかしたら『Monster』『Lost In the World』Kanye West『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』収録 でその音楽を耳にしたことはあるかもしれません。)。
そんな彼らの音楽の中で、僕が愛してやまないのがこの曲、『Perth』です。
この曲の収録されたアルバムは彼らを世界的に有名にした一枚でもあり、彼ら自身の名前を冠したアルバムでもあります。
この曲はそんなアルバム『Bon Iver』の一番最初に収録されている曲です。
僕が初めてBon Iverに出会ったのがこの曲でした。
幻想的なギターとコーラスから始まるこの曲、マーチ風のスネアの上で広がる世界に僕はいつも心を動かされます。
人も街も静まった音のない世界で、自分の感覚を耳以外置き去りにして、彼らの曲に目を閉じて触れると、僕はいつも生と死の狭間にいるような感覚を覚えます。
日常から切り離された死生観を穏やかに、繊細に、優しさをもってこの曲は僕に伝えてくれるのです。
もしかするとそんな奇妙な感覚を覚えるようになった原因が上記のPVなのかもしれません。
このPVでは人生の最後、この世界を去る間際にその母なる大地に別れを告げているかのような情景を見ることができるのです。
彼らのアルバムの至る所に散りばめられた自然讃歌的な要素もまた、僕にこの感覚を与えてくれる一つの要因なのかもしれません。
僕が彼らのアルバムを目を閉じて聴いたときに、いつも浮かんでくるのは母なる大地、地球のどこかに広がる大自然の景色です。
それはVocalのJustin Vernonが所属する別プロジェクト「Volcano Choir」でも感じることができます。
僕のような一般人は、芸術家の創った作品を通して彼らの、彼らだけの頭の中に広がる世界を感じることができます。
Bon Iverの作品は、この現代化した社会で日々暮らしている中では決して感じることのできないような世界に僕を連れて行ってくれるのです。
皆さんもこの長い夜にぜひ、Bon Iverの作品で彼らの世界を味わってみてはいかがでしょうか。
それでは、また。
おやすみなさい。